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自動車板金塗装 ホワイトパール 白くなる理由

調色

この記事では3コートパール 特にホワイトパールの調色と塗装について書いています。

自動車板金塗装 ホワイトパールが白くなる原因について

ホワイトパール ベースの調色とパール濃度の決定

ベースカラーは日陰もしくはスカシで判断する

・パールの下のベースカラーはパールの影響が出にくい方向から見て見ると良い。
・ベンツやBMWのような外車の濃いパールの場合はベースよりもパールで色の濃さが
 出てしまうので、パール、カラーベースを同時に進行していくと本来は良いが
 初心者や初めてのカラーの場合はパールを調整して色の変化を確認するとわかり易い

まずはブラックから

・近いデータから原色を追加して行く場合は、イエロー、ブルーよりも先にブラックを追加して行くとわかり易い、ブラックがある程度決まってから、イエローやブルー、レッドなどの色を追加していく、慣れた職人ならば同時進行でも良いが、慣れてない方はこの方法の方が
色変化がわかり易く理解が深まるはず。

ブラックの判断が終わったら

・ブラックがある程度終わったら、イエロー、グリーン、ブルー、レッドで微調色していく
・イエローが強いならばブルーやバイオレット、レッドが強いならばグリーンの様に下記の
カラーチャートを参考に打ち消し合いの調色をしていく

ホワイトパール調色と塗装 色違いになる原因

光源の選択 

強い調色ライトやLEDライトはパールの光が影響してベースカラーが見えない

日陰や蛍光灯、スカシ方向で光源を当てたり遮ったりしながら判断していくと良い

実車ベースの染まりの確認

実車がもしベースカラーが染まっていない場合、グレーや濃いアイボリーなどが透けている時は

ベースカラーで濃くしてしまうと、正面も濃くなり合わなくなる、そんな時はパールベースで正

面の濃度を調整すると意外と合いやすい、

スカシや日陰が薄くパール感が合っていて、光った時だけ明るい時はベースカラーの調整

スカシや日陰は濃いが調色ライトで正面だけ明るい時はパールを濃くしてみると良い。

調色時と実車塗装時の注意

調色環境と実車塗装環境の違いで変わる時:


エアーの強さや、塗装物までの距離、温度などが原因として考えられる

パールの塗り重ね方が再現できない時:

スプレーガンのトリガーの握り幅で調整していると実車時に変わりやすい、この方法が一般

的だが経験が必要、エアー圧を実車時に合わせてガン距離も同じ、スプレーガンのトリガーは

塗料調整ノズルである程度決めて調色するとパールの塗り重ねもズレにくい

また調色時に最終調色の塗り板でパール回数を変えたサンプルを制作すると

実車で比べて判断しやすくなるので試してみると良い。

まとめ

ホワイトパールの調色時と実車での色違いのトラブルは感覚で塗装していると良く起こる

スプレーガンの設定やガン距離などを意識すると解決する事が多い

回数を変えて塗り板を制作するのも良い

ボディとバンパーの違いは材質による違いも多いが別で塗装している事により

塗方が変わってしまっているのも原因になる事もある。

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