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自動車板金塗装 14.調色(ソリッドカラー②)

調色

この記事では主にソリッド塗装の塗料選択と塗装方法や注意点について書いています。

自動車板金塗装 ソリッド: 国産 外車 旧車 レストア 

知識さえあれば国産から外車、レストアまで好きな仕上がりに持っていける。

クリア仕上げ

クリアの選択や濁し量など

調色時:なるべく少ない原色の数で調色する様にする

    国産ブラックも以前よりはかなり濁ってきている水性塗料で十分可能
    溶剤の時代は過ぎていきました。


    カメラ調色でも少ない原色量の方が綺麗である
    逆に濁したいのであれば打ち消し合いで汚して行けば良いヨーロッパ系など
   
    冴えた塗料メーカーでBMW、ポルシェなどの旧車を調色するのは少し汚し気味になる
    逆も濁ったヨーロッパ系の塗料メーカーで最新のイタリア系ソリッドを調色するのは
    厳しい、これについてはかなり前からスペシャルオーダー以外は水性塗料で無ければ
    出ない事が多い


クリア選択:

              
    使用メーカやクリアの種類によって多少違うが、クリアの濁し量は5~10%程度
    ベースカラーを入れ過ぎると柔らかくなり硬化しにくい磨きでも絡む様になる。
    多少クリアに色を付ければ磨いた時にクリア仕上げだと解りにくい
    ベースからクリアの厚みによる光の屈折による色変化も出にくくなる

ソリッド仕上げ

ほとんどがクリアもしくはハードナーでクリア濁し状態

ソリッド仕上げでもほとんどのメーカーがクリアの様なベース塗料もしくはハードナーが主
調色には乾燥も遅い為時間は必要 他作業と並行した方が効率的


外資系ならば普通に塗装すれば磨きも問題ないが
国産塗料の薄い膜だと磨き分の塗膜が必要な為 塗装回数は増える
国産旧車なんかで薄い柔らかい塗膜は国産が良いかもしれない
ただ作業性や品質で言えば外資系塗料の方が良い


外観の光沢に関しては磨きで調整可能なので特に気にしなくて良い

クリア仕上げならばStandoxが良いと思う

多くのソリッド塗料を塗装してきたが、塗装回数、光沢、磨きを考えれば自分はRMをオススメする。

まとめ

ソリッド仕上げの場合は肌を最終どうするか?で使用塗料を選択すると良い
塗膜の固さ光沢、鏡面仕上げなどが欲しければ外資系塗料をオススメします
ハイレストアなども同じです

クリア仕上げならばStandoxが良いと思う ソリッド仕上げならばRMが良い


細かい塗装肌をそのまま残したいのであれば国産塗料を少し高めのエアーかガン距離を近づけ早く動かせば再現可能
オーナーが自ら磨いて鏡面にしたい(手磨き)なんて事もまれにある、そんな時は国産塗料の柔らかい方が良い
ガレージに飾るようなものは外資系が良いのではと思う
オーナーの理想に近くなる様にいろんな塗料を試し自分で理解すればどんな仕上がりにも対応できるようになる。

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