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自動車板金塗装 15.調色(3コートパール)

調色

この記事では主に3コートパール調色時の判断基準について書いています。

自動車板金塗装 3コートパールの調色テクニック

全ての3コートパールに当てはまる判断基準について。

パールカラーの判断

原色 色見本を良く見て良く読むと言葉で理解できる。

ホワイトパール、イエローパール他3コートパールの発色は光源で(ブルーやレッド、ピンク、グリーンなど)
暗さ濃さ(塗装回数)は調色ライト+日陰+蛍光灯こちらはカラーベースがある程度決まってからの判断になる、まずは発色に近いデータから追いかけると良い。


正面が合っていて横(スカシ)方向が暗い時はホワイトやオパールなどを入れてコントロール
粗さは原色もしくはフラットベースで調整
ある程度パール感が近いならばフラットベースから変更していくと良い


カラーベースが透けている場合はパールで調整した方が出やすい
実際の塗膜とは構成は違うがプライマーの透け感をパールの濃さで出した方が日陰、スカシは合いやすい為である、

カラーベースの判断

カラーベースが解るように塗板制作してみる。

カラーベースが違う時の判断基準はスカシの色と日陰の色味
調色ライトが正面に当たればパール色が強く見えてカラーベースを判断しにくい
を作って判断する、真横から見て見ると見えやすい
自然光+蛍光灯+日陰


調色時はパールを掛ける前にテープもしくは塗板などを使って少しカラーベースを残しておく
と解りやすい クリアは一緒に塗装し艶を出す こうする事でカラーベースによる色変化が
判断しやすくなる調色初心者には是非やってもらいたい。

ホワイト以外の3コートパールのカラーベースはアンダーカラーの影響が大きい
例えばイエローやオレンジならホワイト ブルーやレッドの3コートパールは殆どないが
キャンディーカラーなどはグレーもしくはブラックよりになる事も多い 

3コートパール まとめ

3コートパールの発色は調色ライトや強いLEDでわかる、カラーベースは影や蛍光灯、真横から見える
パールの影響が少ない方向や光源で見ると良い
調色初期はカラーベースも解るように調色板を制作し色変化を確認した方が後々理解しやすい

全塗装や色変えなどデータが無い場合はクリア+パールを削りカラーベースのみにする
ここで軽く磨けるなら艶を出すと解りやすい
ここからパールを考える、塗料メーカーが複数ある時はベースカラーが近いもしくは出しやすい方を
選択し必ず真上からも蛍光灯や調色ライトで確認したほうが良い
これはメタメリズムが一番わかり易いからである。

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