この記事では自動車板金塗装の鏡面仕上げ塗装のポイントと注意点について書いています。
自動車板金塗装 鏡面仕上げ 塗装と注意点 ポイント
塗装と注意点
下地:
サフェサーや旧塗膜のラウンドも限りなく無くす
・作業方法 サフェサーはクション性の無いファイルを使いラウンドを残さない
マジックファイル、マジックペーパーよりノリファイルとノリペーパーの方がラウンドは残ら
ない
・ダブルアクションのパッドも固いものを選ぶと良い
注意点
手研ぎのストレートの傷は、ダブルアクションの傷に置き換える事が仕上がりを大きく
左右する
・水研ぎをしたくなるが出来る限り空研ぎが良い
理由:
・水が抜けたか確認出来ない
・研ぎのスジがストレートになり痩せやすい
・ペーパーの傷が均等ではない
・ブリスターの原因になる
カラーベース:
こちらもラウンドは出さない様に薄く染める、アンダーカラー(サフェサーの色選択)は必須
スプレーガンも厚塗りにならない様に配慮が必要、2~3回程度が理想
注意点
カラーベースでラウンドが出てしまうと最終のクリア塗膜が薄くなってしまい保護出来ない事
になる
クリア:
仕上がりや年式に応じて選択する、光沢や硬度、車両使用環境などを考慮し選択する
高年式ではHSクリアでも良いが旧車はMSぐらいが作業し易い
こちらもなるべく細かくラウンドを大きくしない様に塗装する
ハードナー選択は通常と同じでガン距離とスピードで細かくすると良い
注意点
上手くラウンドがコントロールできない場合はハードナーを通常より遅くしても良いが
しっかりセッティング時間をとる、急いで塗装すると艶が引け乾燥後にラウンドが出てしまう
塗装ポイント
表面の塗装よりエッジ部分が大切
・エッジ部分の塗装
3方向もしくは5方向からしっかり狙う事
エッジ部分のラウンドを取る事で仕上がりが綺麗になる
それにはしっかり塗装しておく事が大切
鏡面仕上げ 塗装のまとめ
下地からクリア塗装までとにかくラウンドを大きくしない事が大切
ガン選択やハードナーもしくはシンナーの選択には経験が必要
厚く塗装して研げば艶引けに繋がる
面の塗装よりも全てのエッジ部分をしっかり塗装する事で、
肌出しや磨きで塗膜がハゲてしまうリスクが大きく減少する
コメント