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自動車板金塗装 マスキング テクニック

マスキング

この記事では自動車板金塗装のマスキングについて書いています。

自動車板金塗装 マスキング テクニック マスキングまでの流れ

マスキングへ移る前に

インナーの清掃

作業内容にもよるがドア、フードなどを付けてマスキングする時はインナーの油分の除去や

水垢取り、巻き込み部分の足付けを兼ねて研磨剤(コンパウンドやボカシ足付け剤など)で

汚れを取る、特にシーラー部のキワの汚れや油分には注意、マスキング跡を消す際に

清掃ができていないと切れたり、塗膜がめくれたりしてマスキング跡を消せない

地域によっては全く磨かない所もあるが、軽く艶を出しただけで仕上がりは変わるので

やった方が良いだろうと思う。

艶やクリアが入ってない事も価格帯の安い車両では良くある、そんな時は弱いシリコンオフ

優しくしっかり脱脂する事ぐらいしか出来ない事もある。

ボディ外板の清掃

泥や砂、サンディングの粉などは一切ない方が良い、マスキングからクリーンな環境であれば

塗装の付着物も減る、フィルムマスカの様な静電気が起きやすい材料は特に気を付けた方が良い

汚れた車体にマスキングした事によりキズが入ってしまう事もある

直した部分は綺麗になっても 他のキズが増えて返しては意味が無い

脱脂とブローを繰り返し清掃する

環境清掃

マスキング作業環境の清掃 マスキング材によっては静電気でチリ、ホコリを集めてしまう

環境が綺麗ならばマスキング材に着くゴミも最低限で済み、仕上がりはもちろんスプレーブース

が汚れて行くのも防げる、

マスキング 考え方 テープ等

テープについての考え方 

無数にあるテープ 粘着力やテープの特性を考えて部分で変えていく

3M 243Jが一般と言って良い程、主流かもしれないがテープにも特性や向き不向きがある

曲がらないテープ:真っ直ぐ貼るのに向いている、引っ張る力が軽い為 作業が早くなる

曲がるテープ:引っ張りにくい太くなればなるほど切れやすく、大量に張りたい時などは向かない

粘着力:メーカーや種類によって様々

ゴム関係のモール類等をマスキングする時は弱い方が良い

インナー内張なども強すぎると危ない事があるスプレーブースの場合

マスキングから塗装そして乾燥で車体温度が上がる事でシミや剥離等に繋がってしまう事がある

525 ノリは243Jと同じでテープ特性が違う 

525



525やTNテープなどは真っ直ぐ貼るのに向いている

引く力が軽くて済む事で時間短縮になる

切れにくく無駄が出にくい、粘着はしっかりしている

143N 等 低粘着

143



143N 低粘着 内張やシートに張らなければならない時には良いが、温風を入れると

はがれやすい、こちらはスプレーブース等で乾燥等する場合はオススメはしない

外板に使うとミストも多い印象

外車のプラモールなどはテープが残りにくい

まとめ

まずはボディの清掃と環境の清掃や整頓が大切である

意識的にも効率の向上を気にすれば少しずつでも作業効率は上がる

効率が上がれば材料を高くしても良くなり結果として仕上がりの向上につながる

例として3Mを上げたがメーカーや種類などいろいろ

作業効率や材料代、求める性能で決めると良い

日々 消費する物だらかこそもう一度見直してみても良いと思う

テープ代も大事だが作業スピードが上がれば500~1000円の違いはあまり意味が無い事かもしれない

効率で十分にカバー出来るはず、テープ代より人件費の方が高い

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