PR

自動車鈑金塗装 板金塗装 鏡面仕上げ 鏡面磨き作業と注意点

鏡面仕上げ

この記事では自動車板金塗装の鏡面仕上げでの磨き作業と注意点について書いています。

自動車鈑金塗装 板金塗装 鏡面仕上げ磨き 作業手順と注意点について

鏡面磨きについての考え方と注意点

・肌出しはペーパーで行っているので傷を消す作業で良い
・ウールバフでは肌を落とす必要がないので、毛の短いものは使用する必要はあまりない
・スポンジバフはウールバフ以上にトラブルが起きる危険がある、
 厚みのあるスポンジ程、危ない
・年式や作業範囲、全塗装または部分補修なのかで仕上がりの光沢を変える
・必要に応じてエッジなどをマスキングしてポリッシュする必要がある
・パネルやパーツなどで、機械で作業出来る場所はトラブルも少なく作業出来るが、手でしか
 ペーパーを当てれなかった部分は深い傷が残っている事があるので注意が必要

・最初のウールは2500番手程度の傷を消せるコンパウンドを使用する
・大きな面のウールは毛の長いメリウールやロングウールが作業し易い
熱が起きにくいコンパウンドが良い

磨き手順と注意点

5000番までペーパーか当たっている前提で書いていきます

・まずはペーパーの傷消しから、オススメのバフはケイテックのメリウール
 値段は高いが作業効率が段違いに良い、コンパウンドは3Mウルトラフィーナプレミアム
 程度の研磨力があれば良い、多少オーバースペックなのは熱をかけて磨き作業をしない
 広い範囲はこれで十分消える、通常のポリッシャーでは作業出来ない場所はミニポリッシャー
 にウールバフになるが、こちらは通常のウールバフが良い、長い毛を使用しても良いが
 エッジ部分に当たるとハゲてしまう危険があるので、マスキングの必要などが出てくる

・ペーパー傷が消せたら、あとはバフ傷を細かくしていくだけなので、スポンジで作業していく
 こちらはカラーや仕上げ具合によって手順やコンパウンドを変えていく

・細目程度のコンパウンドからスポンジ掛けで、ギアやダブルアクションのホログラムを消す
 作業までもっていく、ウールよりも熱が起こりやすいので範囲を分けながら確実に作業して
 行くと良い、ウールよりもエッジが剥げる可能性が高いのでエッジ部にバフをかぶせる様な
 磨い方はしない方が良い

・開閉部のエッジは3000番のトレカットシートなどでラウンドを消し軽くウールバフを当てて
1ストロークすると綺麗に見える

・最終のホログラム消し、こちらもカラーや仕上げ具合で変えていく
 コンパウンドも色々なメーカーや作業者の好みもあると思
 いますがケイテックで作業していれば、まず間違いなく綺麗な状態になる


・仕上げレベル確認方法、ブラックの場合5センチ程度マスキングテープなどで区切って
 様々な仕上げコンパウンドを新品バフでギアやダブルアクションで磨き比べてみると良い

・鏡面の磨きでの注意点は熱と仕上げレベルに応じて、コンパウンドや機材を変更する必要がある事ぐらいで綺麗にペーパーが掛かっていれば難しい事は少ない、板金塗装の磨きよりもコーティング業者の磨きに近い


艶の調整方法と必要な場合について

・旧車の部分補修などで くすみ 具合によって変える必要がある


 レストアされていなければ当時の材料など存在しないので
同等にするのは不可能な作業になる
こちらは塗装作業前から考えていかなければならない


レストアされている車両の場合は、どこで作業した車両かが解れば
同じ材料をある程度想像できるので、塗膜硬度や艶も似たように出来る

注意点について

ウールでの注意点

・毛の短い肌出しを行うようなバフは必要ない
・磨き作業、バフで鏡面に出来る材料は多くない
・ペーパー傷が消えたら余計に磨かないで次の工程に移る
・強い光源を正面や斜めいろいろな角度から当てながら磨く
・蛍光灯や弱いLEDのみだと磨き直すリスクが多くなる

スポンジでの注意点

・3cmを超えるようなスポンジはトラブルも元となる事が多い
・エッジ部分にかぶけて磨かない、端はポリッシャーの角度で調整するとエッジが剥げるリスクは大きく減少する

ホログラム(オーロラ)消しでの注意点

・カラーや形状、保管場所、使用用途によって機材やコンパウンドを変える必要がある
機材、バフコンパウンド、力加減で仕上がりは大きく変わる
・また地域によっては太陽の光も違う為注意が必要
・ガレージ保管が多い車両の場合は光源を確認する必要もある
 メタメリや傷の見え方が違う事がある為

まとめ

鏡面仕上げ 鏡面磨き特殊な作業の場所は以外に少ない、普段の磨きをしっかり理解して行っていれば特に問題なく行える、ポリッシャーの回転方向や当て方、削れ具合、力の入れ加減、光沢レベルをしっかり把握して作業する事が大切
バンパーやパーツの形状によっては機械が入らない部分もある、ペーパー掛け前にしっかり確認、把握する必要がある

コメント

タイトルとURLをコピーしました